【世界株の利回りが高くて当然の理由】欧米の経営陣はなぜ給料を「株式」でもらうのか|投資初心者こそ理解すべき基本

ママ向け投資
しょう君のママ
しょう君のママ

なぜ私が、日本以外の株を買うのか?これを読めばきっと納得です

このブログでは、ママ向けの投資情報を発信していますし、おすすめの書籍なども紹介してきました。

その中で、大体どの本も「米国株投資」「世界株投資」をすすめています。

現在の日本の状況で「日本株は儲かります、日本株式を買いましょう」とすすめている人はまずいません。

なぜなら、米国株や世界株の方が日本株より利回りが高くて儲かるからです。

どうして、日本株より海外の株の方が儲かるって断言できるの?

それには様々な理由があるのですが、今回は「経営者陣の報酬」にスポットを当ててお話したいと思います。

欧米では経営陣は報酬を「株式」でもらっている

出典:https://www.epi.org/publication/ceo-compensation-2018/

上記は米国企業のCEOの年収を調査したデータです。

2018年では給料の半分以上の54%が株式報酬(stock award)、14%がオプション付与となっており、現金での報酬は全体の半分以下となっていることがわかります。

え?お給料って現金でもらう物じゃないの?日本の社長さんたちも、給料の半分くらいは株でもらっているってこと?初めて知ったわ!

CEOの給与の株式報酬の割合が最も高いのは上記のグラフの米国です。

ただ、ヨーロッパの諸国でも、現金の報酬が30%程度、株式報酬が40%程度と、株式報酬の方が多いというデータがあります。

一方日本はほとんどの報酬は現金となっており、株式報酬は13%程度となっています。

日本ではまり馴染みのない株式報酬ですが、欧米ではスタンダード。とくにアメリカでは、株式報酬で経営者ががっぽり稼ぐ10億円プレイヤーが多く存在するのです。(従業員にも株式報酬はあります)

欧米と日本では経営陣の在り方が違う

CEOだけでなく部長クラスの管理職従業員なども、株式報酬を受け取る欧米企業。

株式報酬には「5年間手放してはいけない」「数年に分けて今の給与の一部を株で受け取る」と言うようなルールが設けられていることがスタンダードです。

それはつまり、数年先の企業の業績や株価が自分たちの報酬にダイレクトに影響されるということです。

それだけ長期的な起業の成長に責任を負っているのが、世界の、特に米国企業の経営陣です。

日本のように現金で給料がもらえる場合とは、業績や株価に対するシビアさのレベルが違いますよね。

こういう報酬のもらい方だと、「今さえよければいい」という経営なんてできないし、長期的な成長のことを経営陣は本当に真剣に考えて経営するわよね!

まさに、会社と自分の明暗が一心同体、運命共同体と言う感じよね!日本企業よりも海外の企業の成長度が高い根源はここにあるのね。

米国株・世界株の成長が日本株より高いのは当然

長期の経営成績にここまでの責任がある欧米諸国の企業に比べると、現金で給与のほとんどを受け取れる日本って、経営が緩~い感じがしますよね。

「日本人は働き者の国民性」「欧米人は働かない」こういうイメージも強いと思いますが、それは末端の従業員レベルで、経営陣に関しては欧米の企業の方がよりシビアに、より高みを目指して働いているのが現状です。

会社の経営は、末端の従業員がいくら頑張っても限界があり、結局大局を動かすのは経営陣なので、経営がしっかりしていれば企業は成長するのです。

日本人と日本の企業には、なんだか残念過ぎる事実ね、、、。

さらに、欧米の企業では従業員のボーナスや昇給に株価の評価を加味する企業も多く、経営陣だけでなく、従業員も「株価を上げる=自分の報酬も上がる」という場合が多いのです。

そうなると、国民全体が株価に敏感になり、株価を上げようという意識が働きます。

日本人で、「自社の株価を上げよう!」と思って働いている人なんて、めったにお目にかかれないですよね、、、、。

そういう米国株や世界株が日本の株よりも成長して利回りが高いのも、当然の結果です。

株式投資は世界に目を向けた方が吉

「株を始めようかな、日本のどの会社の株を買おうかな、、、、」

そんなことを思っていた人は、今すぐその方向性を改めて、世界の株に目を向けましょう。

今回は、「報酬のもらい方」に着目して、海外企業の成長度を解説しましたが、実はその他にも、代表指数の取り方や、ファンドマネージャーの活躍、株式に対する扱いなど、日本株よりも欧米の株に目を向けるべき理由は多くあります。

「報酬のもらい方だけで、企業の成長度が変わるわけない!日本人なら日本の株だ!」

なんて思っている方がいたら、ぜひ下記の書籍を読んでみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました