スーパーに行ったら玉ねぎがめちゃくちゃ高い!
生産する農家さんの手間暇を考えると、今までが安すぎたのかもしれませんが、、、
それでも、玉ねぎ1玉が200円近くで売られていて、もうびっくりしてしまいました!
よく使う野菜が高いと、家計に大きな影響を与えるので、とっても困ってしまいますよね!
でも野菜は、気候の変動などの影響を受けやすく、玉ねぎにも高くなる理由があり、その他の野菜も刻一刻と値段が変わっています。
できればその時々で一番お得な野菜を買いたいわよね!
そうですよね!
こうした野菜の価格の変動は、毎月農林水産省が発表している調査報告で知ることができます。
今回は、農林水産省発表のデータに基づいて、2022年3月の野菜の価格動向を見てみましょう。
この記事を読めば、今買うべき野菜と、野菜価格高騰への対策もばっちり分かりますよ!
野菜価格高騰の理由
まずは、野菜の価格が高騰する理由を説明します。
野菜は、天候不順や自然災害の影響で収穫量が大きく変わります。
旬の時期でも、育成状況によって値段が高くなることもしばしば。
こうした環境に左右されやすい植物だからこそ、日々刻々とその価格は変動します。
また外国産野菜の輸入の状況も、野菜の価格に影響を与えます。
基本的に、多く収穫でき供給が多くなれば価格が下がり、収穫量が少なく供給が減れば価格は高騰します。
2022年3月の野菜価格の見通し
こうした野菜の発育状況から価格の変動見込みについては、毎月農林水産省が調査して発表しています。
調査の内容は、東京都中央卸売市場に出荷される野菜について、主産地等からの聞き取り調査です。
例年と比較して、価格の見通しも資料化してくれています。
最新の令和4年3月分の資料の一部を抜粋し下記の表にまとめましたので、現時点での野菜の価格動向についてみてみましょう。
品目 | 今後の生育及び出荷見通し | 価格見通し |
---|---|---|
だいこん | 主産地において、気温の低下等に伴い、生育が遅延傾向であるが、出荷数量の大幅な減少は見込まれないため、3月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。 | 平年並み |
にんじん | 主産地において、生育は概ね順調であるが、一部の産地では、気温の低下等に伴い、生育が遅延傾向。今後、気温の上昇とともに、生育が回復し、潤沢な出荷が見込まれるため、3月の出荷数量は平年をやや上回り、価格は平年を下回る見込み。 | 安値 |
はくさい | 主産地において、気温の低下等に伴い、生育が遅延傾向であるが、今後、気温の上昇とともに、生育が回復し、潤沢な出荷が見込まれるため、3月の出荷数量は平年をやや上回り、価格は平年を下回る見込み。 | 安値 |
キャベツ | 主産地において、生育は概ね順調であるが、一部の産地では、気温の低下等に伴い、生育が遅延傾向。今後、気温の上昇とともに、生育が回復し、潤沢な出荷が見込まれるため、3月の出荷数量は平年をやや上回り、価格は平年を下回る見込み。 | 安値 |
ほうれんそう | 主産地において、気温の低下等に伴い、生育が遅延傾向であるが、出荷数量の大幅な減少は見込まれないため、3月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。 | 平年並み |
ねぎ | 主産地において、気温の低下等に伴い、葉が枯れ、生育不良が生じているが、出荷数量の大幅な減少は見込まれないため、3月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。 | 平年並み |
レタス | 主産地において、気温の低下等に伴い、生育が遅延傾向であるが、出荷数量の大幅な減少は見込まれないため、3月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。 | 平年並み |
きゅうり | 主産地において、生育が概ね順調であり、安定した出荷が見込まれるため、3月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。 | 平年並み |
なす | 主産地において、生育が概ね順調であり、安定した出荷が見込まれるため、3月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。 | 平年並み |
トマト | 主産地において、生育が概ね順調であり、安定した出荷が見込まれるため、3月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。 | 平年並み |
ピーマン | 主産地において、生育が概ね順調であり、安定した出荷が見込まれるため、3月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。 | 平年並み |
ばれいしょ | 北海道において、干ばつ等の影響で、玉肥大が進まず、小玉傾向であり、鹿児島(本土産)においても、玉付きが少ないため、3月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回る見込み。 | 高値 |
さといも | 主産地において、作柄が平年並みであるため、3月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。 | 平年並み |
たまねぎ | 主産地において、干ばつ等の影響で、玉肥大が進まず、小玉傾向であるため、3月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回る見込み。 | 高値 |
注:「平年並み」とは、平年との比率が80%以上、120%未満であることを示している。
▼4月の野菜の価格はこちら
にんじん、はくさい、キャベツが、安値傾向の見込み
2022年3月は、にんじん、はくさい、キャベツが安値傾向となる見込みです。
玉ねぎやばれいしょは高値で推移しているため、今月はカレーやシチューよりも鍋料理の方が家計に優しそうですね。
今、街のカレー屋さんがとってもひっ迫しているってニュースで見たわ!
今玉ねぎはなぜ高い?
今、とにかく玉ねぎの価格高騰が家計にダメージを与えていますよね。
その原因は、玉ねぎの一大産地である北海道が干ばつの影響が一番大きいとされています。
収穫量自体が少なくなり、収穫できた玉ねぎのサイズも小さくなってしまったことが原因で、今急激に価格が高騰しています。
玉ねぎはまとめて収穫して大量に貯蔵したものを市場出すので、北海道が不作だと長期間の価格高騰が続く見込みです。
野菜価格高騰への賢い対策3選
そんな、野菜価格高騰に備えて家庭でできる賢い対策を3選ご紹介したいと思います。
冷凍野菜を活用する
値段が安定している冷凍野菜。
栄養価が気になる人もいるかもしれませんが、実は冷凍野菜の栄養価は生野菜と遜色ありません。
中国産の冷凍野菜などは、安くて安全性を心配される方も多いですが、残留農薬などが問題となっていたのは10年以上も前のこと。
今では、安心安全な食品として注目されています。
価値観を刷新しましょう。
業務用スーパーで容量の多いものを買う
高騰している野菜も、業務用食材を大ロットで購入すると、グラム当たりの価格は下がる傾向にあります。
一般的なスーパーから、業務スーパーでのまとめ買いにシフトしてみるのもおすすめです。
家庭菜園をする
野菜によっては低コストで簡単に作れるものも多くあります。
キッチン菜園や、野菜の根っこ菜園など、身の回りにあるものを有効活用して野菜を育てるのがおすすめです。
今価格高騰している玉ねぎやジャガイモなどは、上手に育てると、かなりの節約効果がありますよ!
2022年3月の野菜価格まとめ
2022年3月は、にんじん・はくさい・キャベツの3種類がお買い得になる見込みです。
玉ねぎやジャガイモは高値で推移しているので、買い控えたいところですね。
安く買える野菜をうまく活用して、賢く節約して美味い野菜をたっぷり食べたいですね!
当ブログでは、子育てママのお金に関する様々な役立つ情報を、国家資格FPが紹介しています。
教育資金、老後資金問題を解決したい方は、他の記事もチェックしてみてくださいね♪
コメント