「1日2食」はダイエットや健康法として注目を集める一方、賛否両論あります。
私は1日2食生活を長年続けていますが、メリットの方が多いように感じています。
個人的には、節約とダイエットには最強のメソッドとさえ思っているくらいです。
メリットやデメリットを具体的に知りたいわ
皆さんにお勧めするにあたり、特にデメリットの方をよく理解いただくべきかと思い、詳しくまとめてみることにしました。
本記事を読むと、1日2食生活のメリットとデメリットがどこよりも詳しく理解できるはずです。
1日2食のデメリット
では早速、1日2食のデメリットについて詳しく見ていきましょう。
1日2食ではパワーが出ない
1番よく言われるのは、「2食しかとらないとパワーが出ない」というものです。
この主張をされる方は、前提として「朝食を抜く」という2食パターンを想定しているかと思います。
西洋医学、現代栄養医学、現代医学では「朝食はたくさん食べよう」と朝食を推奨していますね。
朝食を食べると体温が上がって体が活動しやすい状態になるとか、学力や体力の向上にもつながるとされています。
なので、朝食を抜くことで朝一からパワーが出ないというデメリットはありそうです。
ただし、体温を上げるのであれば白湯を代用したり、朝食ではなくほかの食事を抜くなどの方法もあります。
なので、わが家は成長期の子供にはしっかりと3食食べさせています
1日2食では栄養が不足しがち
食事回数を減らす分、栄養素が不足しがちという主張もよく見られます。
ただしこれは、1日3食食べても同じことが言えます。
麺類やパン、ファストフードなどは何食食べても炭水化物過多になって、ビタミンやミネラル、たんぱく質が不足しがちです。
たとえ1日2食でも、栄養バランスに注意して食事をとれば解決できます。
食事だけで補うのが難しい場合は、サプリメントやプロテインをうまく活用することでも改善が可能です。
1日2食で太りやすくなる場合も
1日2食にして一番懸念されるのが、逆に太りやすくなる場合があることです。
1食減らすことで摂取カロリーは減るので確実に痩せるように思いますが、実は「血糖値」の関係で脂肪を蓄積しやすい体になってしまうこともあります。
2食に減らすことで、長時間の空腹で血糖値が下がった状態から食事をとると、いつも以上に血糖値が上昇します。
急激な血糖値の上昇により、インスリンが過剰分泌することで、体内に棟と脂肪が蓄積されやすくなります。
逆に、このことを知っておくことで、血糖値に気を付けた食事方法で防ぐことも可能です。
血糖値を上げるのは「糖質」なので、白米やパンなどの糖質から手を付けるのではなく、食物繊維やたんぱく質など消火に時間がかかって緩やかに血糖値を上げる食品から食べ始める、ナッツやゆで卵などを少量間食に取るなど、ちょっとした工夫で改善できます。
逆に1日3食でも、炭水化物中心の食事だと、血糖値の急激な上昇で太りやすくなります。
1日2食に適さない人もいる
いくら1日2食が健康法だと言っても、全人類に適しているかと言えばそうではありません。
まず、成長期真っ盛りの子供はしっかり3食食べた方がいいでしょう。
小さいうちに省エネ低燃費の体になってしまうと、後々健康を害するリスクがあります。
毎日早朝から学校でしっかり日中活動する子供は、3食以上に食べてもいいくらいです。
また、妊婦さんもそうです。
たくさんの栄養素を胎児に供給する必要があるので、1日3食しっかり食べるのがベストでしょう。
体を動かす体力勝負の仕事の人も、消費エネルギーが大きい分、きちんと補給しなければ体がもちません。
1日2食に適しているのは、3食では食べ過ぎになるような、消費カロリーも基礎代謝も落ちている成人。
早寝遅起きの私のような、日中活動時間の短いロングスリーパー。
消化器官をはじめとする内臓を休めることが必要な世代の人だと思います。
あとは、個人の体質に合うか合わないか、自身での見極めが大切ですね。
1日2食にするメリット
ではここからは、1日2食のメリットを思う存分語らせてください!
1日2食の節約効果
仮に1人1食500円と計算して、365日計算で1年間182500円、1か月で15000円食費を節約できます。
夫婦2人で月に3万の節約効果を考えると、かなり大きいですね。
食費が月8万円かかっていたとしたら、1日2食にするだけで5万円まで下げることができます。
例えばこの浮いた3万円を投資に回すとして、5%で運用できたら、20年後には計算上1200万円になります!
1日2食生活と投資、40歳の今から始めても定年前の60歳にはそれだけ資産形成できるってことね!
月額3万円は、それくらい大きなお金ということです。
食べても食べなくてもどちらでもいい食事なら、思い切ってやめてしまう金銭的メリットも視野に入れましょう。
1日2食で体調がよくなる
金銭的なメリットよりもさらに大きいのが、体調がよくなるという健康効果です。
「食べないと元気が出ない」とよく言いますが、これは単なる思い込み。
実は、人間は食べない方が(正確には食べ過ぎない方が)体は元気です。
というのも、食事の回数や量が多いと、消化するのに体内のエネルギーを取られ、胃や腸がフル稼働状態となり負担がかかっています。
1日2食にして消化器官の稼働時間を短くすることで、胃や腸などの内臓も休む時間がしっかりとれます。
内臓も生きていますから、休む時間がなければ当然疲労しますよね。
医学の祖ヒポクラテスが残した言葉にも「全ての病気は腸から始まる」とあるように、腸には人間の免疫の7割が存在していると言われています。
食べ物を消化吸収する時間を減らし、腸の免疫がより発揮しやすい環境を作れば、風邪や感染症にも抵抗できる強い体になります。
1日2食にしてから、夫婦そろって風邪や感染症知らず!コロナにも罹患しませんでしたよ!
体調を崩したときは食事をとらずにひたすら寝た方が治りがいいのは、免疫の自然治癒力を引き出すためなのね!
その通り!体がだるい重い時は、食事を抜いて胃腸を休めるだけでも回復が早くなりますよ!
元気な体を保つための秘訣は、回数も量も食べ過ぎず、消化器官をしっかりと休めること。
日常的に1日2食にすることで、腸の免疫機能によるの体本来のバリア機能や自然治癒力が強まります!
1日2食で頭がさえる
ご飯を食べた後って、どうしても眠くなりますよね?
食後に睡魔が襲ってくる理由は2つあります。
ひとつは、食べた食事から栄養素を消化吸収するために、消化器官を稼働させるために、体内のエネルギーがそちらに集中しているからです。
血液、酸素などの供給が胃腸に集中してしまい、他の部位が不足気味になるため、体がダル重く眠気が催すのです。
2つ目の理由は「血糖値」の急変動によるものです。食事をとることで、血糖値は上昇し、その後急降下します。
人間は血糖値の大きな変動があると眠気を感じると言われ、一つ目の理由と相まって食後に目向けを催すのです。
眠気は時にあらがえないほど強く出るときもあり、食後の活動を鈍らせ、仕事や勉強の妨げになることもあります。
こうした眠気を誘引してしまう食事を1回パスすることで、1日の中で頭がきりっとさえている時間を長く保つことができます。
同僚に、眠くて頭が回らなくなるからって昼を抜く人がいたけど、理にかなっていたのね!
1日2食のアンチエイジング効果
「16時間プチ断食ダイエット」というのが話題になったことがありますね。
1日2食とアンチエイジングには、この「16時間断食」が大きくかかわってきます。
例えば、朝食抜きの1日2食を行った場合、16時間以上空腹時間を作ることができます。
16時間以上の空腹状態を作ると、なんと人間の体内は「自食」し始めます!
「自食」とは読んで字のごとく、自分自身(の体の細胞)を食べる
つまり、体内の古くなったたんぱく質などの細胞を分解し、新しい細胞に入れ替えていくことを言い、「オートファジー」と呼ばれています。
オートファジーが活性化すると、あらゆる細胞が新品に生まれ変わるため、アンチエイジング効果・長寿健康効果・免疫機能強化などの体に嬉しい効果がたくさんです。
オートファジーを活性化させる条件として、16時間以上の空腹状態が必要とされているので、1日2食生活と相性が良いのです。
1日2食で時間に余裕ができる
食事を作って食べて片づけをする、この作業がいかに1日の多くの時間を費やすのか、子育てママさんたちは身に染みてご存じでしょう。
子供の長期休暇なんて、1日中キッチンに立っている気がしませんか?
料理が好きな人はいいですが、私の様に料理嫌いな人間からすると、キッチンに立っている時間なんて1分でも短くしたい!
1日2食にするだけで、1回分の「作る・食べる・片づける」の1~3時間程度の時間が無くなります。
これって、すごいことだと思いませんか?
仮に1日の2時間が食事から解放されたとして、年間730時間、およそ30日!
1か月分も自由な時間が生まれるのです!
しっかり作るのを夕食の1回だけにして、朝も残り物などを利用したら、かなりの時間が自由になるわ
1日2食だと食事がおいしい
これは、とても個人的で主観的な感想なのですが、1日2食にして1番思うことは
「ご飯がおいしい!」ということ。
実は昔は、1日3食絶対に食べるものだという固定概念で、お腹がすいていなくても時間になれば食事をしていました。
そうすると、常にお腹はすいていないので、食事のありがたみとかおいしさもいまいち感じられず、とりあえず食べている感じでした。
1日2食にしたとき、生まれて初めて結構な空腹状態を味わいました。
そして、お腹を空かせ切ってから食べる食事って、すーーーーごくおいしいんです!
お腹が減ったら食べるっていう、自然の摂理に従うのが大事だなとしみじみ感じました。
これは、あくまで個人の感想ですが、1日2食生活でこれを実感される方は多いようです
1日2食を無理なく始めるためのアイデア
1日2食始めてみたいなーと思っても、急に明日から1食減らしましょうなんて、ちょっとしり込みしてしまいますね。
そんな時は、下記のアイデアを試してみてください。
緩くグラデーションで始めれば、心身の負担も軽減されますね!
1日2.5食から始めてみる
3食しっかりがっつり食べていた人は、1っ食だけ軽食にするところから始めましょう。
度の食事を減らしても大丈夫!
ランチに行くのが毎日の楽しみだという人なら、朝食を軽めにしてみたり、夕食の主食を抜くなどで対応できますね!
夕食が1日の中で最も楽しみなら、朝か昼を軽くするといいでしょう。
急に何も食べないとなると、心身の負担が大きいので、徐々に分量を減らすことから始めると続きやすいです。
1日2食1食+0.5食+0.5食で実現
1日2.5食になれたら、今度は1食がっつり食べる以外は軽食にしてみるチャレンジをしましょう!
朝はバナナと牛乳、昼はランチをがっつり、夜は主食無しの食事というような感じです。
夜をがっつり食べたいなら、昼を自家製サラダのお弁当やグラノーラに変えるのもおすすめ。
私は、最終的にこのやり方で1.5食がベースです。朝は白湯、昼はグラノーラ、夜だけしっかり食べるのが、体に合っています
間食をうまく利用する
お腹がすきすぎて困ったり、血糖値の急変が気になるなら、間食を利用しましょう。
ナッツやスルメ、ゆで卵など、食物繊維や高たんぱくなものがおすすめです。
スナック菓子や当分の多いケーキなどは、むしろ「1食」とカウントした方がいいです。
そのくらい高カロリーなので、、、。
がちがちにルール化しない
1日2食がいいとはいえ、なんだかすごくお腹がすく日もあれば(女性の生理の前後とか)、お付き合いで外食が続くときもあるし、旅行に行けば色々食べたいですね。
なので、がちがちにルール化すると苦しくなります。
基本的に1日2食、そうじゃない日もあっていい、位な気持ちで、特に疲れたときは食事を抜いて内臓を休めようという意識を持っておけばよいのではないでしょうか?
節約もダイエットも、ほどほどに、しんどいところまで追い詰めないのが長続きのコツだと思います。
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